ともしび

愛してるって言ってます

『AMARANTHUS』“どの色が欠けてもこの夢の続きは描けないから”

ももいろクローバーZ 3rdアルバム『AMARANTHUS』初回盤を買いました。初回盤には「WE ARE BORN」と「モノクロデッサン」のMVと、アルバム制作のドキュメンタリーを収録したBlu-rayが付いています。
 
 
 
この、ドキュメンタリーが、とっても良くて。
ファンじゃない人で、このアルバムを聴いてみようかな、って人は、通常盤のCDだけをレンタルするより、ちょっと手間でも、知り合いのももクロファンに初回盤を借りるのがいいと思います。(ここで初回盤を自分で買うべきとまでは言えない…もちろん買って後悔させない作品だと思うけれど、なにせ3rdと4thの初回盤2枚買うと漱石さん8人いなくなるから…ファン以外にはやっぱりハードルたかいよねと思う)とにかく、興味があったらなんとかしてみてほしい!
 
 
 
どこがいいかというと、ちょっと話が逸れるんですが、去年上映されたPerfumeのドキュメンタリーがとても上質な出来だったことをいちど思い出していただきたいです。あれに、ドキュメンタリーとしてのスタンスが近い気がする、って表現で合ってるかなあ? あの映画で立ち現れたものは、「等身大の20代の女性3人が職人さんのような誠実さで仕事に向かう姿と、3人含め周囲にいる仕事人のチームとしての真摯な姿」だとわたしは受け止めました。対して、このドキュメンタリーがどうかというと、「等身大の平均年齢20歳の女の子5人が目の前の仕事にひたむきに挑む姿と、周囲の大人たちがチームとしてひとつの作品をどう完成させるかを追った記録」だと思う。夏菜子の「許す!」という言葉、しおりんの「5人がいいねと言われたい」発言、あーりんのブレない仕事ぶり(推してる身としては、直近のブログのような揺らぎをその内に秘めていると知ると尚のこと愛おしい)、杏果の苦悩と決断、れにちゃんの独自の価値観…どれも皆「意外な素顔」ではない。イメージ通りっちゃ、イメージ通り。でも、本当にそうなんだ、って知れて、嬉しい。みせてくれてありがとう、ってじわじわ感動しながら思いました。ドキュメンタリーを観ることで、制作の追体験をできるような作りになっていて、アルバムに愛着がすごく湧いた。
 
 
 
で、肝心の楽曲ですが、…良い! 全体的に!
全体的にって超ざっくりしてるけど、コンセプトアルバムとして前作の『5TH DIMENTION』の比じゃないまとまり具合で、ももクロの現在地はここまできたんだな、と驚きました。このまとまりがどこから来てるのかなって考えたときに、宮本氏のディレクションはもちろんのこと、5人の声の力がやっぱり強いんじゃないのかなと思う。5人の声は、フォーク村で毎月鍛えられてきたからなのか、どんどん歌声としての力強さを増している。もちろん、上手い下手でいえば、横一列ではないのは確かですが。
 
 
 
ファンとしては、その全体的な完成度の高さが嬉しいのと同時に、特に惹かれる曲を挙げるとしたら、「武陵桃源なかよし物語」かなあ。ドキュメンタリーのこの曲の部分、どうしてもにやにやを抑えられなかった。だって、そうだよね? 「俺のあーりん」って、彼が言うんだよ? ももたまいのケンカからはじまる仲直り曲なんて、前山田さんにしか作れないよね!
元ファンには、「モノクロデッサン」一曲だけでいいから、いま聴いてほしい。メンバーカラーをそのまま色として歌詞に落とし込む、それはアプローチとして今までなかったはずなのに、わたしたちはももクロをずっとこういうふうにみてきたのじゃなかったっけ。ももクロにこういう思いを託してきた。そして彼女たちが応えてくれるのが嬉しかった。ももクロのこういうところ、昔から、だから好きだったんだ。
 
 
 
2016年、もうすぐ春を迎える、ももクロの「いま」が詰まった素敵なアルバムです。
 
 
 

風の音がやまない

ごく稀にTwitterで独り言をつぶやくし、ごく稀にブログに文章を載せるし、メールでも、顔を合わせての会話でも、日々あまたの言葉を扱うけれど、どれもしっくりこなくて
20代も後半になって、いつまでも10代の迷える若者と同じような悩みを大事に抱えていてもしょうがないのはわかっているのに
感情を、言葉になる前の感情を、できるだけそのまま表せる言葉をずーっとずーっと、探している
いつまでも座りが悪くて、楽になれないのは、そのせいかなあ

卒業、笑顔、失ったものと得たもの

年末年始のももクロちゃんの話
長文ですが、全て弱小ファンの個人の意見です
ももクロちゃんが尊敬するさださんも言っています
「意見には個人差があります」

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また新しい冬がくる

はてなって、もうダイアリじゃないんですね、みなさんブログを使っているんですね
でも、これまでの記事と、かつて付けていただいた大切なおほしさまたちをそのまま移行する方法がわからないから、ダイアリ使い続けます
急にサービス終了とかしないよね? それだけがこわいです



春から年中臥せっているような生活をしながら、それでも久しぶりに一般的にいうところの風邪というやつに罹り、心身の健康がどれだけ得難いことか…とここ四日ほど実感しています
世界規模で薄ら寒い出来事が起こっている中で、何を言えるでもないので、語りえぬことについては沈黙を、と自分に言い訳をして、いま好きなものについて記しておきたい
だって、ねえ、いろんなことが、すぐに形を変えてしまうから



いま好きなもの、嵐
もう、長いこと好きだなあ〜と、思います 新しいアルバム『japonism』、とっても格好いい! さくらい先輩のラップがキレッキレで最高です あと、ヘッドホンで聴くとラップの声音がセクシーで恋に落ちそうになる
2011美しい世界→2012ポップ→2013愛→2014デジタルとヒューマン…ときて、2015日本 五輪まで丁度あと5年というタイミングも、きっと意味があるのだろうなと思いながら受け取ってしまう
5年先って、なかなかビジョンを描いて生きていけないけど(個人的にはむしろそれを意図的に放棄しつつある)、この人たちはもう、「せざるを得ない」んだろうなあ…と、想像するだけでふるえます
自分の中で、2012アラフェスからが嵐の幕開け第三章だと思っているのですが、なにがあろうと5人で立ち続けるshow must go onな人たちを、これからも微力ながら応援し続けていきたい
で、自担はにのみやさんなんですけど、それはもう不動なんですけど、あの…あいばさんってめっちゃかっこよくないですか?!?! 上で、さくらい先輩のラップをヘッドホンで聴くたび惚れるて書きましたけど、あいばさんに関しては、見るたび惚れます
どうしたらいいですか?(あすみさん、26歳からのおたより)



いま好きなもの、ももクロちゃん
絶対アイドルあーりんが、2015年11月19日、長き黒髪を30センチ以上切った姿をファンにお披露目しました
控えめに言って、大天使です
ももクロは、面白いです 追いかける甲斐がある面白さ 全力、というキーワードは確かに当てはまるんだけど、なんだろう…平均年齢がハタチを超えたからか最近聞かないですが以前はよく高校球児に喩えられていて、甲子園が好きな人たちには刺さるんだとか言われてましたけど、まったく真逆の、甲子園ってどういうしくみ? っていう私みたいなオタクにも求心力があるし…5人を好きになる、そうすると好きになってよかったと思える事が起こる、っていうプラスのエネルギーがある…そんなふうに感じます
で、これも、推しは揺るぎなくあーりんなんですけど、嵐が好きで且つにのあいが好きな人…ももたまいコンビ絶対好きだと思う!!!! 伝説の「ぼくがいっぱいほめてあげます→耳真っ赤やんけおまえ…」の、生き写しみたいな画像、あるんですけど、出します? 載せます? もう、ほんま…オタクでよかった
すみません、嵐でよかったみたいに言ってすみません



あとは、ちょいちょい舞台などを観に行って、表現しうる人への憧憬を日々強めています
今が一番だって、わたしも言いたい それって、過去ごとすべて肯定できるってことだと思うから



Twitterもひとりごとにしか使えないし、はてなもいつの間にかジャニーズのグループが一大勢力になってるのに乗り遅れるしで、もう筋金入りのぼっちですが、これからおほしさまつけにこっそりうろつきたいと思います
では、ドロン

9月15日と16日に寄せて

さみしい、を埋めるための方法を(それは時に自分の内面の形を変えることであったり、または他者の思惑を利用するものだったり、さまざまな方法がある)こんなにたくさん持つ日が来るとはあのころ到底思えなかった



私はかつて孤独では全然ないのに孤独だとすっかり思い込んでいたし、
今では孤独である瞬間にも孤独ではない人間として振る舞うことができる



年齢を重ねることについて、自分が変容することについて、それでもひとつの脳を使い続けることについて、まだ不思議さを感じています
きちんと毎月報酬を貰えるだけの労働を、なんとかこなしていると認められている自分と
思春期の子供だったころのような青臭い空想を捨てきれない自分と



平凡な生活をしていても自我について葛藤はある
特殊な15年間を送ったこの人たちの苦労は果たしてどれくらいでしょうと
平凡なサラリーマンのような格好をして、土曜ゴールデンタイムのバラエティに出演している嵐をみてついつい考えてしまう最近です



リーダーが書いた「支えてくれた皆様」という150万人以上を指す言葉の一人として
これからも応援しつづけたいなと思っています
さくらいさんもこのタイミングでLet's get onって云ってますしね( ´ ▽ ` )ノまだまだ世界はおわらなーい



15周年おめでとう!
まずはハワイでのコンサート2日間が無事に成功しますように…!☆★☆



そしてわたしはライブビューイングのチケットを確保できますように…!( •́ .̫ •̀ )

ばけたぼくをせりあげてく

4年間大学生という肩書きでニートをしていましたが今春から社会人になりました
楽しいことだけではない、辛いことのほうが多い、でもなんとか毎日を乗り越えています
そして辛い時ほどアイドルソングは染みる!!


にのみやさんが三十路突入したって話、あいばさんがついた口からでまかせの嘘じゃないんですよね?
知り合いの三十路の誰と比べても若いです…
おめでとうございました いい三十路になって下さい
(30歳のお祝いは今週末やるんでしょうか?30日の昼公演だけ抑えてるんだけど…やるとしたら29日か30日の夜公演ですよねえ…)


最近の嵐は、さくらいさんが饒舌で個人的にすごく楽しんでます 日経エンタも非常に興味深く読みました こういうインタビュー、以前ならHが(というか上田女史が)執拗に掘り下げてくれていたけれど、今は日経エンタがそのポジションなのねえ
アラフェスで感じた幕開け第三章があながち的外れでもなかったことにほっとしつつ、チケットの面では全然ほっとできない日々です


あとさくらば月ジョンはおたくに媚び売りすぎ!!いいぞもっとやれ!!次はにのあいでやれ!!!!!!!!

夜の下のキミドリ

5人だけのシェアハウスでめくるめく山を披露してくれた先週の嵐さんですが、最近はにのあいも天井知らずですよね
2012年下半期、我々を揺るがした、そして今も揺るがし続けているにのあい事件といえば……そう、にのあい宅飲み事件です


ちなみに、本題に入る前に10/25シェアハウスでのにのあいを備忘録的に記しておくと、

  • 相葉茶に替わるドリンクを試飲中、2種類目をつごうとしたあいばさんに「半分ぐらいでいいよ!バカみたいにつぐんじゃないよ」とクレームを付けるにのみやさんと、OK、OKと口では言いながら明らかに聞き流している(そして結局なみなみとついでいる)あいばさん
  • あいばさんがごめんねを連発しすぎるというくだりで、表情を抑えきれず右手で口を覆うワイプのにのみやさん(この仕草はにやける顔を抑えきれない時ににのみやさんがよくやる仕草……もえ)
  • 山が山すぎるVTRの終了後、二「そういう事?」相「だったんですか?」この連係プレー

このようなところでしょうか


さて、事件の概要をまとめたいと思います

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夏の終わりと、冬のニオイ

もうすっかり秋も深まって、近畿地方では29日、木枯らしさえ吹いたとか
はてなには、時折ログインして、皆様のエントリをこっそり読ませていただいて、おほしさま付けさせていただいたりしてたのですが……自分のダイアリはすっかり放置でした
でも、今日偶々、予備校時代の1年間だけ書いてそのまま非表示にしてたJUGEMのブログを読み返して それは4年前なので流星の絆とかをやってた時期で、あとまだ宿題くんとかやってた時期で、世間的には嵐が段々「きてる」雰囲気になってた時期で
でもまだ、オリコン年間チャート4冠はしてない頃で、紅白にも出場してない頃で、今とは……今とはいろんな事が違ったり、まあ違わないこともあったり なんだかしみじみとした気持ちになってしまったのでした
やっぱり書き残しておかないといろんなことを忘れてしまいますね


夏の終わりには、アラフェス1日目に参戦しました スタンドで、ステージに向かって右側……けっこうな真横だったのですが(オープニングでJが登場した付近)、前から2列目だったので5人が近かった とても幸せな時間を過ごしました
アラフェス開催直後からウェブ上には無数のレポが溢れており、これ以上へちまたわしレベルの私の記憶力で特記すべきことなどもう何もない感じですが、個人的な印象として、アラフェス2012、あの2日間は「分岐点」になるのではないかと感じました
幕開け第二章と大口を叩き、そうしたらタイミングを計ったようにこれまでの積み重ねが目に見える形で結実していき、人気がうなぎ登り、知名度も右肩上がり、それから数年、今や国立だの紅白だの24時間テレビだの、いろいろやらせていただいて、私たちはそれを見させていただいて、ゴールデンに3つの冠番組があることにもすっかり違和感がなくなって
でも、Beautiful Worldは、美しくなりすぎたのだと思う 勿論、3.11後初めてのアルバムのコンセプトとして、これ以上ないほど素敵なものだったし、私自身楽しんで聞いたし、ファンの中にはもっと重みを持って受け取ってたくさん力を貰った人も多くいただろうし、良かったです、良かった、全然なにも悪いことはない でも、……それと同時に、これ以上どれだけ品行方正でいればいいの? とどこかで思ってしまっていました


アラフェスで気付いたのは、私はずっと、自分が好きになった頃の嵐に「戻って」欲しいと思っていたのだ、ということです パジャマでうだうだ、相葉すごろく、マイナースポーツ、エアギター、乳首あきTシャツ、ストッキング被り、目の下に辛子、あー全部くだらない、くだらなくて、こぢんまりしてて、でも好きだった、そういう嵐を私は好きだった だから心のどこかで、身勝手にも、……極端な言い方をすればですが、早く人気なくなれ、と思っていました


でも、アラフェスで嵐が示してくれたのは、今のBeautiful Worldから、まだまだ新しい世界へ「進んで」いくよ、ということでした
小さくまとまった嵐に「戻る」んじゃなくて、今現在のある意味ではひとつの到達点に「留まる」のでもなくて、行けるところまで「進んで」いくよ、という表明 だからファンのあなたたちも……という表明
ファンってなんだろうってよく思います Jrの頃からずっと応援してきた人も、デビューから好きになった人も、2006年夏に好きになった私も、花男落ちの人も、ゴールデンの嵐を見て好きになった人も、みんなファン アラフェスの挨拶で翔さんは「僕たちはあなたたちに夢を見させてもらってる気がします」と言っていたけれど、あなたたちって誰なんだろう
もはやそれは誰にも把握できない集合体になってしまっていて、そのことは私にとってはただマイナスとしか思えなかったけれど、でも、5人はそういうことも踏まえて、次へ進もうとしているのだと思いました
分岐点の先、幕開け第三章、それはきっと楽しいよって、この夏の終わりに嵐は言ってくれたような気がします


ここまで書いて思ったけど今更アラフェスのことぐだぐだ言ってる人なんてもう誰もいないですよね……明日にはぽっぷこーんのフラゲ日ですもんね
ちなみに私のぽっぷこーんははじけませんでした 泣きました
明日はにのあいについて書きたいです もうそろそろ夜明けですが、おやすみなさい